お家が完成して、お引越しまで済みますと
ようやく新生活がスタートしていきます。
そんな時、ご相談頂く事があるのが
この問題。
給湯設備を、電気かガスかの
違いくらいしか意識していなかったり
しませんか??
エコキュートとは
エコキュートとは、
ヒートポンプ技術を利用し空気の熱で
湯を沸かすことができる電気給湯機のうち
冷媒として、フロンではなく
二酸化炭素を使用している機種の
商品名である。
Wikipedia エコキュートとは
エコキュートのメリット
①エコキュートは少ないエネルギーで
効率的にお湯を沸かします。
電力会社のプランにもよりますが
割安な時間帯に電力を使い
お湯を沸かします。
電気代の高い時間は、魔法瓶の中にお湯を
入れて保温しておく様なイメージです。
ガス給湯器を使う場合と比べると
ランニングコストが割安になります。
②エコキュートには
学習機能が備わっています。
各家庭で使う湯量とパターンを学習し、
無駄なく経済的にお湯を沸かしてくれます。
③環境にやさしいのも
エコキュートのメリットです。
空気中の熱を使うので、
創エネと省エネを同時に実現できる
という特徴を持っています。
エコキュートのデメリット
①使用する湯量が急激に変化した場合、
湯切れの可能性がある。
使用量が多い場合は、2台設置や
460ℓ程度にサイズアップする方法も
あります。(一般的には370ℓ程度を
設置する事が多いように思います。)
②水圧が弱い
キッチンなどでは感じにくいのですが、
シャワーを利用した時、水圧が弱く感じる
事があります。
水圧が低い原因
エコキュートのお湯を貯める貯湯タンクは
耐圧に限界があるので、
水道圧を減圧弁で
減圧してタンクに給水します。
その水を加熱して、
減圧したままのお湯や水を使って
給湯や湯はりする方式なので、
2箇所同時に使用したり、以前使っていた
給湯設備が水道直圧式のガス給湯器
だったりすると、水圧が弱く感じて
しまいます。
水圧問題
①お家の計画段階ならば、高圧タイプの
エコキュートを選ぶ方法もあります。
ただし、水圧が強いと言う事は
その分多くのお湯を使っていると言う事
になりますので、水道料金や使用量に
注意です。
②水圧を上げるシャワーヘッドに変えると
言う方法もあります。
③給湯温度を上げて、
手元の温度調節ハンドルで温度を下げる。
例えば、
エコキュートの給湯温度は50℃くらい
に設置し、40℃前後で使用すると
水圧の高い水と混ざって、水圧がアップ
します。
水は、エコキュートを通っていないので
減圧がかかっていない為、
水圧が高くなる事が多いですが
水圧は、その地域や建物の給水状況によって
異なる為、そもそも給水圧が弱い地域も
ありますので、ご注意下さい。
まとめ
住んでみて気づく
今までの生活とのギャップ。
当たり前だった事が、そうでなくなった時
違和感を感じるものです。
お家の計画段階から、頭の片隅に
情報があるだけでも、ギャップを減らす
事ができるかもしれません。
そんなお手伝いができれば幸いです。
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