ZEHとは、
政府が推進しているNet Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略です。住まいの断熱性と省エネ性能を高め、太陽光発電などによる創エネを行うことで、年間の一次エネルギー消費量(空調・給湯・照明・換気)がゼロ以下となる住まいの事です。
ZEH要件の中でも
特に重要なのが断熱性能を表す「UA値(強化外皮基準)」です。地域ごとに外皮性能(断熱性能)基準が設定されていますが、通常の省エネ基準よりワンランク高い水準の性能が設定されています。
補助金がもらえる
各申請時の補助金額
ZEH 60万円
ZEH+ 105万円
ZEH+R 115万円
先進的再エネ熱等導入支援事業 最大90万円
ZEH,ZEH+とは併願可能との事。
+、+Rとは
ZEH+とは、ZEHをより省エネ化し、電気自動車充電設備などの再生可能エネルギーの自家消費拡大につながる設備を導入した住宅をいいます。
ZEH+Rとは、そのZEH+に停電時の対応機能を加えたもので、非常電源、温水機能確保などのレジリエンスを強化した住宅をいいます。
補助金を取得するまでの条件など
・交付決定日以降に本事業に着手すること
・住宅は申請者が常時居住する専用住宅であること
・申請する住宅はSIIに登録されたZEHビルダー/プランナーが設計、建築、改修または販売を行う住宅であること。
・申請する住宅について、省エネ性能表示にてZEHであることを示す証書を取得、提出すること
・導入する設備は各事業の要件を満たすものであること。
・要件を満たすエネルギー計測装置を導入すること。
・既存戸建住宅は、住宅全体の断熱改修を含み、導入する設備は原則として全て新たに導入すること。
・ZEH補助事業において補助金を受給した補助事業者は、2年間(平成28年度補正事業の補助事業者は3年間)定期報告アンケートの回答をすること
など、、、
実際建築する時のデメリット
・申請が降りないと着工できない為、完成の時期がZEHの流れに合わせる形になる。
・計画段階での事前準備が多い為、間取りの変更などが制限される事がある。
・基本スペックの高いお家でないと、ZEH取得の為に、標準外の工事を増やす事になり、補助金のメリットが減ってしまう。
まとめ
工事期間が制限される為、現場泣かせの制度ではありますが、補助金のメリットや高性能なお家に暮せる点などのメリットなども考え、上手にZEH制度を利用してみてはいかがでしょうか??
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