タイルの施工

maintenance

お家の知識がないと、修理の時に思わぬ費用がかかってしまったり、逆に、そんな簡単な事で防げるの?って事ありませんか?お家は使い捨てではありません。しっかりメンテナンスや修理の方法について知識を深め、お家の価値を高めていきましょう!

室内床タイルのメリット・デメリット

メリット

風合い、質感、高級感

掃除のしやすさ・意匠性の高さ

石で作られるタイル材は、丈夫で汚れを寄せ付けにくい

傷がつきにくい

水に強い

デメリット

冷たい

頑丈が故に、足腰に負担がかかる

コストが高い

目違いなど

施工について

簡単に言うと、下地部分とタイルに専用接着剤をつけて貼り付けていきます。

タイルの特性

商品によっては、1枚の寸法が微妙に違う商品や、反りがある製品などがあります。焼き物なので仕方ないのですが。海外の製品などは、見栄えはするのですが、商品の精度が悪いと言う事も多々あります。

製品としては検査を合格して出荷されているのですが、こう言った製品の誤差が施工の際問題になってくる事があります。

施工時起こりうる問題

目地を入れる場合、タイルのサイズが違うと、目地が通らなかったり、目地が広くなったりしてしまう事があります。

目地は通常3mm前後なので、1mmのタイルのサイズ違いが大きな影響をもたらします。

その他にも、タイルの反りによる、タイルの段差も起こる事があります。

タイルのサイズが小さければ、反りも小さく、目地部分で若干段差を分かりにくくしながら施工できるので、さほど影響はありませんが、600mm角やそれ以上のサイズになっていくと、一般的な住宅の廊下などは2枚程度の幅で施工していきますので、目地の数が減る分、目地の部分で段差が目立ってしまう事があります。

こう言った問題を極力無くしていくのが、施工管理者の仕事でもありますので、タイルだから仕方ないと言う訳ではありませんが、起こりうる事例ではあります。

メンテナンス・貼り替え方法

日頃のお掃除は、メラミンスポンジや中性洗剤で汚れを落とします。

表面がザラザラしたタイルの場合は、不織布ナイロンブラシや細かい部分は歯ブラシなどで汚れを落としていきます。

貼替えは、そのタイル一枚単位で行えますが、そのタイルは接着剤がついている為、割って接着剤ごと剥ぎ取る必要があります。その後、下地を均した後、再度接着→目地詰めを行なっていきます。

タイルは、廃盤になる事もあるので、最初の施工時置き場所に困らなければ、交換用に保管しておくといいでしょう。

金額としては、張替えが1人で1日で済めば¥35000円〜+材料費用くらいでしょうか。

(地域により相場も違いますので、あまり参考にならないかもしれません)

まとめ

住宅の施工管理に携わっていますが、タイルを施工する住宅もあります。キッチン周りのみであったり、トイレや水廻りであったり、部分的に施工するのであれば、問題ありませんが、床全面といった様に面積が大きくなればなる程、逃げ(融通)が効かず施工の難易度は上がっていきます。

なかなかタイルを製品の精度で選ばれるお客様は少ないので、物づくりをする側として、いかに製品の癖を技術で補い、快適に生活して頂くか。

また、タイルを採用する際の知識としてタイルの特性と施工についてご理解頂けると良いのではないかと思います。

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