シンボルツリーとは
お庭を考える時に、話題に上がる「シンボルツリー」。
その名の通り、家のシンボルとして1本ほど玄関周りや
メインのお庭に植える木の事を言います。
1本メインで樹木を植えるので、木の管理に慣れていない方が
「まずはシンボルツリーから…」と挑戦されるケースが多いですね。
これから、家に緑を添えて
家族を見守ってくれるシンボルツリーを決める際に、
考慮しておきたい決め手ポイントをご紹介しますね。
決め手①植える場所との相性について
具体的には、日当たり・土質・気候…を気にしたいところ。
樹木には場所との相性があります。
オリーブ→日陰は苦手、水はけが悪いの苦手
モミジ→西日は苦手
こういう特性を考慮して樹木を選べると、
木の管理がぐっと楽になります。
その木にピッタリな場所に植えると
花が多く咲き、紅葉も真っ赤になったり。
逆に、条件が悪い場所だと
葉や花がつかない、枝ぶりが悪い、
虫や病気にやられやすい…
だから、まず一番に
その場所との相性が良い木を選ぶのが大前提です。
植える場所が家の南側なのか北側なのか、
海辺か、水はけ、九州か東北か…
うまく見極めて選べると良いですね。
いずれは、このブログのどこかで
樹種をひとつひとつ、何が苦手でどこに適しているかとか
ご紹介できるといいなぁ。
ちなみに、県内の外構屋さんと話すと、
○○市は全体的に水はけが悪い、
○○地区は肥沃で木の育ちが良い
…なーんてのもあります。
奥深いですねー
決め手②管理のしやすさについて
「手間のかからない木が良いです!」
ってお客様によく言われます。
うんうん、
私だって手間のかからない木が良いさ!!!
でも、例えばペットを選ぶ時に
「手間のかからない犬が良いです」って言われても
やっぱりエサやトイレのお世話は必要なのです。
だから、水やりや剪定が不要な樹木はありません…
それでも、頑張って優劣をつけるなら…
管理の一つである落ち葉かきに焦点を当てると、
基本的に
常緑・落葉の2パターンに分かれます。
*季節関係なくパラパラ葉が落ちる常緑
(オリーブ、シマトネリコ、シラカシ、ゲッケイジュなど)
*秋ごろバサーっと落ちる落葉
(モミジ、ハナミズキ、ジューンベリー、ヤマボウシなど)
このどっちが楽なのかは人に寄ると思います。
小まめにちょいちょいっと管理したいタイプは常緑、
「この休みは庭手入れの日!」って
一度に終わらせたいタイプは落葉が良さそうですね。
…自分は常緑かなぁ。
それと、個人的には、
シマトネリコやシラカシなどは
病害虫に強いイメージがあります。
…といっても、どのワンちゃんも病気になるときはなるんですけどね^^;
シマトネリコ、シラカシ、オリーブ…
この辺りは、庭木の中では特に大型になる木です。
ぐんぐん伸び、剪定に弱い繊細さも無い。
だから比較的病害虫に強いイメージ。
…その分、剪定が必須なのですけど。
あ…我が家のオリーブ様はハマキ虫に去年侵されたんだった。
やっぱり、管理のしやすさ100点満点の樹木はないもんです。
ですが、さっきの「虫に強いが剪定は必要」みたいに
何の手間が許せるかで、樹木が絞れてくるケースがあります。

決め手③ビビっとくる木を選ぶ
先ほど落ち葉の管理などをご紹介しましたが
それよりも個人的にはビビビっと来た樹木を選ぶべきだと思います。
だってこれからずっと一緒に暮らすのです。
「ちょっと手間のかかる子なんだけど
毎年かわいい花をつけるんだよね」
…くらいの愛嬌がある木が良くないですか?
ビビビっとくるポイントとして、
*鬼門にナンテン(風水)
*勝利の木のゲッケイジュ・オリーブ
*食べれる実をつけるジューンベリーの木
*花が見事なハナミズキ
*真っ赤に色づくイロハモミジ
…こういうので選ばれる方がいらっしゃいますね。
そう言えば、
「あそこのパン屋の木が可愛くて
それを我が家にも植えたい!」
…という方もいらっしゃいました。
実際にパン屋へ足を運びましたが
それはミモザでしたね^^黄色い可愛い花が咲く木です。
まとめ
シンボルツリー選びは悩ましいけど楽しいですよね。
家や土地との相性がいいか、管理のしやすさ、愛嬌があるか…
今回はこの3点をご紹介しましたがご参考になれば幸いです。
あなたの家にぴったりなシンボルツリーに出会えると良いですね。